風のタウマゼイン
大学院挑戦学部成長学科
今年の4月から、それぞれの思いを胸に、大学院というアカデミックの道を歩み始めたガイア都市創造塾生たち。
今号では、大学院に挑戦しようと決意をした原点、また、
受験に向かうそれぞれの物語をお届けいたします。
~大学院で何を学ぶか~
風見塾長からのメッセージ
人生は、一生勉強だと言われます。
しかし、何を学ぶのかについては、
あまり明確になっていないまま、人生は過ぎていきます。
大学に進む時にも、自分の未来がはっきりとは見えないまま、小・中・高の延長上で学ぶということが多いと思います。
若い頃は、自分の人生を決めていく上で何を学ぶかという準備が整っていないのが現状です。
大学で学ぶとはどういうことか。
この本当の意味が分かるのは、むしろ、大学を出てからになるかもしれません。
社会に出て行くためのパスポートとしての大学ではなく、自分がどういう人生を選択していくために、どんな学問が必要になるのかを深く考えることが大学という時間です。
アメリカでは、キャリアチェンジのたびに、大学院に行くことがスタンダードな選択となっています。
私自身も、これまで、建築、都市計画、政治、経済、地理、経営、環境等を学び、MBAや工学博士も取得しました。
アカデミックキャリアとビジネスキャリアが融合して、自分のキャリアデザインが形成されることの大切さを深く実感してきました。
社会人にとって、仕事という実践の場を経験してから、大学院で学ぶことは、最高の贅沢です。
自分のやりたいことが決まってからのキャリアチェンジとしての大学院。
自分のレベルをさらにあげていくための大学院。
大学院という場をうまく活用しながら、自分の専門性を高め、新しい分野を学び、本当にやりたい道に歩んでいくことを期待しています。
風見 正三
ガイア都市創造塾第一期生 東京校
経営コンサルタント
自然哲学塾 塾長
ガイア都市創造塾第二期生 仙台校
美術工芸作家