ガイア都市創造塾 第一期生 仙台校

自閉症/発達障害支援法人代表

伊藤あづさ

 

研究テーマ

 

ホロニックを基盤とするスペシャル・ニーズのある人たちの「個人の生活感の豊かさの集積としての都市」の創造に関する研究(仮題)

なぜ、今、大学院に挑戦しようと思ったのですか?

 

社会起業家となって10年を超えて事業を行ってきましたが、思うような社会変革を肌で感じることが出来ず思い悩んでいました。

「ガイア都市創造塾」の学びを通して、「学」の裏付けから、もう一度自身の社会的ミッションと向き合いたいと考えるようになりました。

そのために、少しは自分を追い込みながら、揺ぎ無い評価と実績への挑戦が「大学院博士後期」というステージで叶うのではないかと考えるようになったからです。

これまでの道のりを考えると、これからの3年後の未来に賭けてみたいと考えて、風見先生にご相談の上挑戦を決めました。

受験をするにあたってのリアルな葛藤、ハードルを乗越えたエピソードは?

 

大学教員を辞めてしばらく経った時に“もう大学関連の仕事に就くことはないだろう”と、それまでの論文の掲載誌や抜き刷り等全部廃棄していたため、応募書類を作成するために、短期間で必死で国会図書館や宮城県立図書館、前任大学の図書館等でコピーを集めました。

 

「思考は現実化する」。常に「合格する。道は拓かれる。」と思い続けていました。

 

博士課程への挑戦であったため、提出を求められた「研究計画」の作成に腐心しました。何度も、草稿から決定稿まで繰り返しました。また、修士受験の方々とのMessenger上のスレッドでの交流も大変心強いものでした。お互いの研究テーマや計画が、どんどん精度が上がっていくリアルな体験は、まるでゼミ活動のようでした。

 

受験のプロセスでの感動エピソードを聞かせてください

 

修士の方々も含め、大学院生になろうと決めた方々の一体感が素晴らしかったですね。

夏の裏磐梯での合宿から心構えをご教示いただき、「ガイア都市創造塾」の仲間で、既に宮城大の修士で学んでいらした方も含めて全員でスレッドで情報を共有し、対策を練り、励まし合いました。また在学中の仲間も、ご自身の研究計画を開示してくださり、受験生の見本を示してくださいました。

入学後の不安や懸念は「仲間の存在」で拭い去ることが出来ました。

風見先生から言われた印象に残る一言

 

もう7年前にいただいた「志の連鎖が社会を変える」が原点です。

その頃から先生はいつも褒めてくださっていました。

大学で学んでから40年以上の月日が経っている私には、いくら現状での実績があったとしても、大学院生として成果は未知数です。恐らく風見先生自身も受け取ることに大きな迷いや躊躇いもあったはずです。それでも、背中を押していただいたことが励みになっています。

そしてProject-stage修了時にいただいた色紙にある

 

「生きることは学ぶこと そして教えなさい」

 

がこれからの使命を示してくださったと感謝しています。

 

そしてまた

「学ぶことの楽しさと苦しみ」

を日々実感する毎日になるのだと思っています。

卒業後は大学院での学びをどのように生かしますか?

 

私には「自閉症や発達障害のあるご本人とご家族の未来を創る」という大きなミッションがあります。

「自閉症の人たちは成人期に幸せでなければならない。そしてまたそのご家族の幸せでなければならない」という強い信念があります。その未来は「自閉症支援を生活のすみずみに』行き渡らせることで叶っていくことだと考えています。

電気やガスや水道が家々に当たり前に行き渡り、日常生活が営めるのと同じように、スペシャル・ニーズのある人たちが「個人の生活感の豊かさ」を感じ、安心で安全な日常の暮らしが実現できること。その先に広がる「透明度が高く、自らの影響度・貢献度を感じることが出来る地域社会の創造」を論として組立て、街づくりや社会福祉システムの構築に役に立てるように学んでいきます。

地域社会の人々が「出会い。融合する。」経験を通して、「個と全体」が活かされたsocial inclusion。その先のsocial-impactの創出に立ち向かっていきます。

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